写真と雑記

■ 袋田の滝、月居<ツキオレ>山とは

 

* 日本三名瀑の一つという「袋田の滝」を初めて訪ねた。滝の流れは高さ120m・幅73m、大岩壁 を4段に流れ落ちる国の名勝に指定されている滝だ。

*歩き見学できる時間から、できるだけあちこちから眺めたいと、滝つぼから尾根道が山頂まで続くく月居<ツキオレ>山に登って、袋田の滝に近づくことで計画した。月居山は戦国時代、佐竹一族の山城があったようで、紅葉も期待できそうだと計画に組み入れた。

 

■ JR水郡線ス・袋田駅へのアクセス

 

* 前日の計画で、今年10月12日の台風19号の被害で運転が見合わせていたJR水郡線の常陸大宮~西金駅の区間は11月1日から代行バスで運転が再開され、袋田へは西金駅からの代行バスで行くことが可能になっていた。

* 少ない本数の中で、袋田到着10時55分から袋田発15時37分で滞在時間4時間40分内での歩きを計画。

* 西金駅~男体山~月居山~袋田の滝~袋田駅の健脚ルートが面白そうだが時間的には到底無理で、ちょっと歩く距離・時間が短いが今回のコースを歩くことに。

 

■ 袋田駅から見返橋へ

 

* 袋田駅を出て、袋田の滝に向かう正面に特徴的な双耳峰の山。あれが月居<ツキオレ>山かな?

■ 見返橋から七曲りを経て月居山頂下鞍部へ

 

* 七曲りを過ぎると、道は落葉のじゅうたん。そしてモミジの紅葉もまだ残っている。山頂までゆけば更に期待できるかな。

■ 月居山頂下鞍部~月居城跡・月居山山頂

 

* 登山道の紅葉は期待通り、そして樹林越しの山里の景色も素晴らしい。

* 急坂の道にはロープ場もある標高差78m程、疲れる前に山頂へ。

* 山頂には月居城跡の標識と石碑はあれど、城跡の痕跡は何もなし。

* 山頂は一段高いところに三角点あり。

* 山頂から南方向には鍋転山そして男体山に続く尾根道が続いていて、そこからの紅葉と眺めは素晴らしかった。ようやくここまで足を延ばしたことに満足。

* ここで、この山で唯一出会った4人組にシャッターを押してもらった。

■ 月居山頂~月居山頂下鞍部~月居山前山山頂

 

* 駅から見た双耳峰の山、手元の地図には山名が無いが、大子町の登山コース案内には月居山前山の表示。

* このピークから進む方向をコンパスでの確認無しの勘違い、右に道なき急斜面を25m程下りて道間違いに気づき引き返す。

*ここの狭い山頂から周囲を見回すと、45度ほど違った方向に急斜面への階段が!! なあ~んだ、いつものことながら、注意力不足を痛感。

■ 月居山前山山頂~生瀬滝展望台~吊橋

 

* 俯角30度程の急斜面の尾根道、階段~階段~階段のオンパレード。しかし眺めは最高、気持ちいい尾根道くだり。こちらを下りに計画して大正解。

* 程なく進むと、右奥前方に幅広い川、そして滝が。どうも「袋田の滝」の上流「生瀬滝」の滝川のようだ。

* 川・滝の流れを前方に眺めながらグングン高度を下げる。すばらしい階段尾根下りのみち。気分最高!!

* 流れに近づくと、右に分岐した木道の道。生瀬滝を近くにみる展望台だ。

* そこから右に袋田の滝の最上段から2段目へと流れを真横に見ながら高度を下げ、滝つぼの下の吊橋下へ。

■ 吊橋~第1観瀑台~第2観瀑台~観瀑トンエル口

 

* 最下段の滝下で右上に第1観瀑台を見上げながら吊橋を渡ると、そこは観瀑トンネルの入口。ここで観瀑トンネル料金300円。

* 吊橋から、第一観瀑台、第二観瀑台と違ったレベルからのスケール、流れ、迫力に感動、すばらしい!! 

 

■ 袋田の滝 観瀑トンネル口~袋田駅

 

* 道迷い2回もあったが、予定より早く袋田の滝も見終わり、当初予定していた滝本から袋田駅までのバス乗車は止めて、往きと道を変えてよりローカル色が強い生活道を歩いて袋田駅に。

* それでも、代行バスの時間に30分早く着いた。その周辺には喫茶も食堂もコンビニも無く、ただバス待ちに。

* 良かった、良かった。いい一日だった。