写真と雑記

■九州への旅行計画と日程

* 母が97歳で亡くなって6年、七回忌に合わせて故郷・熊本、そして女房の故郷・福岡へ帰省した旅行。

* 通常の九州への帰省は空路利用で当日空席がある場合のシニア割引チケットだが、今回は繁忙期で若干高く空港への鉄道を含めて片道20,275円(空港でのラウンジ利用Ⅰ時間を入れて6時間)、これに対しJRシニア割引(ジパング倶楽部)で往復割引を入れた新幹線利用では片道16,900円(7時間30分)となり、今回は鉄道の旅とした。

* 北部九州への大雨が過ぎ去り翌日は曇天予報、宿泊している福岡市にある家の窓から南を望むと脊振山地から連なる低い山並、よし!明日は初めてのあの山を歩いてみよう!!

 

■今宿~登山口

* 「今宿姪浜線乗り合いバス」が8:20姪浜駅~8:40今宿駅~8:48叶嶽宮前という時刻表で運行されていたが、歩いても40分程度でほぼ同じ時間から登り始めれるので、歩いて登山口へ。

■登山口~叶岳

* 鳥居がならぶ叶嶽神社参道をしばらく登ると左側に遙拝所があり、山頂や眼下に博多湾の島々が広がる。

* 堀切道のようにえぐられた道を登ってゆくと、上り坂前方に赤いエプロンを着けた石地蔵、と思いきや大岩であった。

* 博多湾~福岡市街~東側の若杉山や三郡山の山並の展望所からちょっと上った山頂には勝軍地蔵が祀られた叶嶽神社、神社の背後を少し下ると山頂標識と休憩ベンチがあり、3組6人程の先客老齢ハイカー。話しぶりから常連の顔見知りのようだ。

* 休憩ベンチからはこれまで数度登った福岡市民の森がある油山(最下段右)の全容がみれる。

■叶岳~高地山

* ここからミニ縦走の尾根歩き。

* ある北面の展望所には「世界文化遺産沖ノ島眺台」の案内表示があるも、視界良好とはいえづ玄海灘に浮かぶ沖ノ島は確認できず。

■高地山~高祖山

* 高地山山頂を過ぎるとテーブルやベンチがある飯盛山分岐。当初の歩行計画では、体調次第で福岡市街から「おむすび」の形状で目立つ「飯盛山」に向かうことも検討していたが、この日は当初計画通りに歩くことにした。

* 一旦標高260m程まで下り、林道出合から高祖山へアップダウンが連続する尾根歩き。木漏れ日が差し、左(南)から右(北)へ吹き抜ける気持ちいい風、この日一番の楽しいコースであった。

* 高祖山山頂手前にでっかい洞穴、立って入れる、何だろう?防空壕かな? 帰ってからGPSでのルートからみると山頂直下であり、戦国時代の城址の遺跡かな?

* 広い「上の城址」山頂からは西に糸島半島の加也山(別名糸島富士)、加布里湾、玄海灘の絶景。南に背振山地、4年程前に歩いた雷山~井原山か>

■高祖山~鐘撞山

* 高祖山を少し下ると、高祖城下の城址。

* ここで、70歳で週に3回はこの周辺や背振山地を歩いているという独り歩きの地元ハイカーと出会う。

このあたりの山の情報をイロイロ教えてくれながら、鐘撞山まで一緒に歩いた。この日は赤い卵型をしたキノコ(タマゴタケ)を探し求めて歩いているとのこと。「タマゴタケ」は食べれるそうだが、本人は怖くてまだ食したことは無いとのこと。

■鐘撞山~今宿上ノ原~今宿駅

* 鐘撞山山頂から今宿の町並み~博多湾の島々の展望よし。

* 鐘撞山から上ノ原への道はあまり踏まれてなく、この日一番の山道らしい山道歩きであった。

■宿泊先(義姉宅)窓からの歩いた山の眺め

* 写真の山並中央にある「おむすび」の形状が「飯盛山」で、その右に連なる山並がこの日歩いた山です。