■19-1217 補聴器を使いはじめて1年強、聴力検査をしてみました
<経緯>
耳掃除に耳かき棒を入れた時とか、大きく口をあけてあくびをしたりする時などに、耳の中でガサガサ音がするので鼓膜に異常があるのでは?と、聴力検査から補聴器の相談をしているかかり付け耳鼻咽喉科医院で診てもらった。
診察結果は、鼓膜の手前に細い6~7mm程の毛が入っていて、それを取り除いてもらったら即座に
スッキリ。どうも耳かき時あるいは補聴器装着時に耳の中の産毛を押し切り。鼓膜の前まで押し込んでいたのかな?
その診察時に聴力検査を実施し、最近の「聴こえ」状況
・1年前と比べて聴力が落ちてきたようだ
・補聴器無しでも補聴器を付けていても、対面会話で話の内容が聞き取れず何度も聞き返す必要あり
を伝え、1年前と比較して悪くなっているのかどうか語音明瞭度検査を実施することにした。
<語音明瞭度検査>
耳鼻咽喉科医院での聴力検査はレシーバーを装着しての検査であり、補聴器を装着しての検査は旨く出来ず、補聴器メーカー営業所にある検査ブースでレシーバー無での検査した。
■18-0801 補聴器を試しに使ってみることにしました
TV視聴や会議とかで難聴を感じるようになった09年から数度聴力検査を耳鼻咽喉科で受診してきました。
これまでは軽度難聴でTVの音量をおおきくしたり対面会話は問題なかったので補聴器は使ってなかったのですが、1年程前から聞こえが更に悪くなったようなので、検査してみました。
今回の検査結果をみると、下表のごとく中等度難聴レベルで、解説によると「 対面会話も聞きづらくなり聞き返しが増え、離れたところでの呼び声に気付き難くなる。日常生活が徐々に苦しくなる 」とあり、聞こえ方の実感と合致しているようで納得。
耳鼻科の医者は ” TVは音量を大きくすれば聞こえる。補聴器使っても聞こえ方に納得するまで調整と根気が必要だよ。どうしても必要か?” 。これに対して今後ドンドン難聴は進んでゆくだろうし、いまの段階から補聴器になれるように使いたいとして、耳鼻科が薦める補聴器屋の外来予約をとった。
周波数125、250、500(a)、1000(b)、2000(c)、4000(d)、8000の音をどのレベル(DB)で聞こえるかの検査。
平均聴力レベル4分法=(a+2b+c)/4
検査年月
左耳
右耳
聴力レベル
09年2月
31.3DB
27.5DB
軽度難聴(26~40DB)
11年7月
32.5DB
32.5DB
軽度難聴
14年7月
35.0㏈
35.0DB
軽度難聴
今回18年7月
45.0DB
左耳は周波数125,250,500ヘルツへの聴力レベルが右耳より低くなっている。
41.3DB
中等度難聴(41~60DB)
補聴器屋さんはマキチエ株式会社柏営業所の所長(認定補聴器技能者の民間資格を保有)で、補聴器メーカー「マキチエ」は自分の販売店は保有せず耳鼻科の紹介で耳鼻科の屋根を借りての商売であった。
8月1日の外来診察でマキチエが推薦・調整した補聴器を次回の外来予約時(通常2週間後だがお盆休みで4週後8月29日)まで試着用することになった。
■18-0829 (外来予約)下記の試し着用メモで補聴器屋と打合わせ、購入することにした。
18-0905 (外来予約)購入・支払い済み。これから3か月使用し、再調整の要否打合に外来予約した。
<マキチエ補聴器・試し着用メモ>
・紹介耳鼻咽喉科医院:加藤耳鼻咽喉科
・貸出者:マキチエ(株)柏営業所 吉田所長
・補聴器品番:耳掛け型マキチエH160v2BTE (右)51947494(左)51303922
軽度~高度難聴対応(25~85dbHL)
適応型ハウジングキャンセラー(AFC)不快なピーピー音を抑制する機能
適応型ノイズリダクション(ANR)まわりの雑音を抑えて聞きやすくする
適応型指向性マイク(D)前方から来た音を大きくしてまわりの雑音を抑える
プログラム切り替え機能(PB)調整を複数保存でき、状況によりスイッチで調整を切替えれる
・片耳¥148,000×2=¥296,000(非課税)
・試し使用期間:2018年8月1日~29日(4週間)
1、 窓を開けて使用すると、車・鉄道・その他外部からの音が大きく、TVからの音量や会話が聞き取れない。窓を閉めて使用すると、聞き取りやすい。
2、 TVからの話声は聞き取れても、より近くからの家族の会話が聞き取りにくく、よく聞き返す。
3、 食事中,上歯と下歯の噛む動作で、左耳に響き耳鳴り状態となる。⇒調整できる。
4、 音楽映画でオーケストラの演奏音を聞いていると、補聴器からの音は人工的に加工した甲高い音に聞こえ、違和感あり。
5、 片方だけの補聴器使用だと、音量的に聞き取り難い面ががある(?)ようだが、ガチャガチャとか騒音みたいな音が少なく聞き取りやすい。しかし、もう一方の補聴器を着けていない耳には何も聞こえていないようで、前後左右どの方向からの音なのか遠近感も判らない。ステレオでの音でなくモノラルでの音に感じ、外部での使用には心配だ。⇒貸出した補聴器は両耳に使用という前提で調整している。
6、 日常の対面会話で何と話しているのか聞き取れないことがしばしばで、正面に向き合って数度聞き返すことが多い。語音明瞭度のテスト結果は何らかの補聴器調整に反映されたのかな。⇒一応テスト結果からコンピューターで調整はしているとのこと。
7、 今回補聴器を着けてどう聞こえるか感覚的なもので表現するのは難しい。試し着用した補聴器使用での聴力検査と語音明瞭度テストを行い、前後の検査結果の違いをグラフ上で可視化し再調整したい。⇒大学病院など大きい病院では検査設備があるが、通常の耳鼻科医院には検査設備は無い。
8、 補聴器の音量調整ボタンがあるが、レベル表示がなく、どの方向にどれだけ押せば最大あるいは最小になるのかな?⇒使用開始時に電池をセットした時点で自動的に±0になり、プラス側3段階、マイナス側8段階に調整できる。
9、 今回の4週間の試し着用で、前日までで左耳の補聴器の音量は小さくなり、電池の容量が無くなりかけたようだ。電池の残量を測る方法はあるのかな?⇒ある。一日3時間程度だと4週間は十分使える。一個の値段は約100円程度。