■真壁
*<真壁城跡>:戦国時代、真壁氏が筑波連山東側の山裾に平城を造り、土塁や堀などの遺構が残っており、12.5ヘクタールが国指定史跡となっている。
*<真壁の町割り>:戦国時代末期の真壁氏時代に形づくられ、江戸時代初期の浅野氏時代に出来上がった「町割り」の中に枡形と呼ばれる城下町特有の形が残っており、100以上の蔵や門などが「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
*<真壁のひなまつり>:「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」という住民の思いから始められたという「真壁のひなまつり」がタイミングよくひらかれていた。
行きのバスの中から、風情ある町並みの中に江戸から平成までのひな人形、手作りのつるし雛、地元特産のみかげ石で作ったひな人形などが飾らていて、大勢の観光客がきていた。
帰りに歩いて覗こうとしていたが、バスの都合で実現しなかった。
* <真壁石>:加波山の西山腹は数か所の「黒雲母御影石」採石場で切り開かれている。そして町のあちこちに石の加工場が点在し、切り出してきた石がところ狭しと積み重ねられている。
■加波山と加波山神社
*山岳信仰「加波山信仰」の修験者の霊場「加波山」には「加波山神社」と「加波山三枝祓神社」があるようで、どちらも正式名称、通称ともに加波山神社という名がついており、山頂および麓に夫々が本宮、親宮、中宮、里宮、拝殿を持っており、何度か登ってお参りしているがよく理解できていない。
■長岡の加波山神社里宮、拝殿
■本宮登山道
* 桜観音から登山道を上ると、切り出した石は積んであるが稼働していない採石場。ここから真壁地域、関東平野、そして筑波山の眺めは雄大。
「18-0116加波山」で最初にこの登山道を歩いた際、国土地理院地図では登山道がこの採石場の中を貫通しており、歩いてみたら切り出した斜面を何とか上りきって登山道に出たことを思い出した。この採石場への入口前に道案内の標識はちゃんとあった。
* 登山道は急斜面を右に左に小さく何度も折り返すが、気持ちのいいみちであった。
* 長岡の加波山神社親宮拝殿から、64歳という旦那と奥さん2人のグループと休憩や見物で抜きつ抜かれつ、結局山頂から下った加波山神社親宮まで何度も挨拶。
■加波山山頂エリア本宮から親宮へ
* 大岩、奇岩、神社群と異様な雰囲気の中の岩峰歩き。
■親宮登山道を下る
* あまり面白くない、そして誰とも会わない親宮登山道、急斜面をコンクリート舗装した道に出ると稼働中の「真壁石」採石場。切り出した岩肌は白と黒、この黒が黒雲母のせいかな?
切り出した10畳以上もあろうかという大岩を2人で小割にするべく作業風景をしばし眺めていた。
■長岡からの筑波連山パノラマ
*左から、ツバクロ山~加波山~丸山~一本杉峠~足尾山~きのこ山~筑波山