■(栃木)大平山計画と出発前の見どころ情報から
* 大平山周辺は5~6年程前に[関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)」踏破時に3度歩いており、
低山だけど ”また歩いてみたい山”として計画した。
14-0117栃木コースNo.25「稜線をたどるみち」での大平山神社~大平山~晃石山社~桜峠
14-0113栃木コースNo.10「かかしの里・ブドウのみち」での清水寺~桜峠
13-0919栃木コースNo.11「桜咲くパノラマのみち」ででの謙信平~大平山神社
*<謙信平>戦国時代、越後の上杉謙信が大平山に登った際、大平山から南の関東平野を見渡し、余りの広さに目を見張ったという故事から地名が生まれたそうだ。地上が霧にになると、雲の上から付近の山々が島のように見えることから「陸の松島」とも言われるそうな。
*<大平山神社>827年慈覚大師(この辺り下野の生まれで、天台宗第3代目の座主となった人)の創建で、神社拝殿の横に仏堂形式の皇宮神社があり、神仏混淆(金光)の名残が残っている。
*<晃石山(テルイシ)、晃石(テルイシ)神社>その昔、夜ごとに光を発する不思議な石があったとの言い伝えで呼ばれているそうだ。
*<桜峠>清水寺の背後の晃石山全体にヤマザクラが広く点在し、桜峠万本桜と言われておりヤマザクラの大木が多くある景勝地。
*<清水寺(セイスイジ)>下野坂東26番の札所で、観音堂にある僧行基の作といわれる「十一面千手観音」は県の重要文化財。
*<大平下>巨峰を中心にブドウ畑が広がる。
*この時期、雨上がりの朝早い時間に謙信平まで登れば雲海が広がり「陸の松島」の景色が見れるかと、
”明け方まで雨そして快晴の天気予報”のこの日に計画。
■自宅から新大平下へ
* 家を出る時は雨、でも電車で20分もたつと夜明けとともに雨は止み、栃木に入ると青空が広がっていた。
* 電車が新大平下駅へ2駅程手前でも青空で、これだと期待する麓の霧は無いのかな?
* ところが、ところが、大平下駅では深い霧の中。やった~!! 読みは大正解。
■新大平下駅から謙信平へ
* ブドウ畑は深い霧の中。そして登山口から森の中を登って行っても霧は続く。あとはどの標高あたりまで霧はあるのかな?
* すると、目の前の登山道に木漏れ日が差し、見上げると青空だ。そして標高からすると、もうすぐ謙信平だ。期待通りの景色が見れそうだ。
■謙信平
* 謙信平に登ってきたタイミングもバッチリ。
* 期待通りの眺めと、場所を変えながら霧の流れ去り平野のの畑が見えるまで、30分間程堪能できた。
* 遠く水平線には雲海に浮かぶ富士の高嶺がバッチリ。関東平野の広さを実感。
* 望遠レンズを持ってくればよかったなあ~。
■謙信平から大平山神社、そして大平山へ
* 以前来たときは謙信平から六角堂へ大きく迂回して大平山神社に出た記憶があり、謙信平の公園内を往復してしまい、大きく時間ロス。(道迷①)
* 大平山山頂には、このあたりの主峰には設けられていたという富士浅間神社があり、その神社裏手の一段高い台地に三角点があった。
■大平山から晃石山へ
* 尾根道から電波塔への作業林道を横断する際の道案内標識を見落として林道を電波塔まで進んでしまった。踏み跡を探しながら急斜面を少し下がったところで、”どうも違うぞ’ と引き返しウロウロ(道迷②)。
時間にして38分/距離1.23㎞/累積標高差90mと大きくロスしたが、時間的には余裕があり、道迷い常習者でいつものGPS片手に山中の道探しを楽しめた。
* 右から左へ尾根を吹き抜ける気持ちいい風を浴びながら、快適な尾根歩き。
* 尾根道にベンチありの絶景ポイントで、11:37だが少し早めのおにぎりを食べながら休憩。
* 晃石山頂手前の大平山パラグライダー離陸場からも絶景。(5段目のパノラマ写真)
* 樹の根が張った急坂を登った晃石山頂には、ここでも江戸時代の富士参拝(かな?)の浅間神社。
■晃石山~桜峠へ
* ルンルン気分で歩く尾根道には季節外れのツツジがチラホラ。
* 馬入山山頂も絶景ポイント。西に広がる諏訪岳や大沢山など登ったことがある山々の山並みの眺めが素晴らしい。
* 馬入山から掴み難い連続する木の手摺を伝って急坂を100m程下ると山桜の大木がある桜峠の東屋へ。
* この桜峠を歩くのは4度目かな。毎回感じているのは携帯しているGPS地図(マップソース)での峠の位置と相当ずれている。周囲に電波障害が有るわけでも無く、帰宅してGPSでのデータをカシミール3Dの山旅地図やグーグルマップ地図に落とすと位置ずれは無いので、やっぱりマップソース地図での位置がズレているようだ。
■桜峠~清水寺(セイスイジ)へ
* 桜峠から谷へ、今朝までの雨の影響もあるのか、ジメジメした道をドンドン下る。
* 晃石山の中腹にある清水寺、アジサイで有名だそうだが冬に見れる花として5年程前に植えられたという400本程の蝋梅が見頃であった。
* 観音堂にある県の重要文化財となっている千手観音像は出入口の窓から観れたが、良く詳細は見えなかった。
* 清水寺を出てしばらくすると、「戸長屋敷」の案内標識があり何だろうと「フォレストアドベンチャーおおひら」の森の中を突き抜けると、郷土資料館「戸長屋敷」の裏口に出た。広い屋敷内には母屋や長屋門等が見えるが、入口は大廻りして表にあるようで次の機会にした。
*「Kenてくてく」のデータを2010年から取りはじめてから11年、一番歩いた2012から13年頃と比較すると、歩行日数で46%/総歩行距離で36%/総歩行時間で57%、そして歩行速度では54%と、少なく遅くなってきている。
* 今回同じ区間を歩いた5年半程前の歩行データと比較して、どの程度歩行速度が遅くなってきているか、そしてこれからの歩行計画に自分なりのコースタイム設定と足腰の強化目標の参考に検討してみた。
* 今回程度の低山で累積標高差が850m程度では、上りは殆ど同程度の速度で歩いているが、特に下りは50%近くの増時間を要している。日頃の歩きで感じていたとおりのデータになっている。
* 当面の目標 ”先ずは80歳まであと3年、これまでと同様に歩き・楽しみたい” に向けて、日頃から足腰の維持・強化を計れるように、無理をせず安全に続けてゆきたい。