■ 山行雑記と写真

◆<山行計画>

 7月中旬、足の様子見とトレーニングにと筑波山を歩いて以来、7月末にアップダウンの無い戦場ケ原は歩いたものの、連日の猛暑と台風通過もあり40日も山歩きができていない。

 日没時間頃に自宅近くの河川堤あたりを2時間程歩いても脚が痛くな。もっと足を鍛えなきゃ。

 その間、ブログ「KENてくてく」の許容容量も一杯になり、過去の記録も別のブログに移すべく全コースの踏破を終えている「KENてくてくー首都圏自然歩道」記録整理で、再度歩きたいコースということで埼玉県の『白谷沢コース』を計画した。

 脚が根を上げそうであれば、どこでもエスケープする。

① マイペースでユックリ、ユックリ、後ろからくる人には「お先にどうぞ」をモットーに

② 岩茸石の地点から「滝ノ平尾根」に入り、さわらびの湯に下り、入浴

③ ゴンジリ峠から黒山、岩茸石山、惣岳山を経由して御嶽駅へ

◆<さわらびの湯から白谷沢登山口へ>

 さわらびの湯バス停では大勢の登山客が下りたが、名栗湖方面に向かうのは数グループのみ。滝の平尾根から上るグループと蕨山に上るグループも多いのかな。

 ロックフィルタイプの名栗湖有間ダム堰堤には多くの人が。登山客は立ち止まらずにドンドン白谷沢登山口へ向かうが、バイクのメッカでもあるようだ。

◆<白谷沢>

 下段3m/上段6mという藤懸の滝では五名ほどの若者グループが滝が流れ落ちる岩をロープで沢登りのトレーニング中。

 コースのハイライト・・・両側の岩壁が迫る2か所のゴルジュ帯-・・・水の中もいとわず飛び石伝いに狭くなった沢を上り、絵になるショットに感動しながらシャッターを押すが、出来は?

 十数回の渡渉を繰り返し、小滝そして落差10mの白孔雀ノ滝脇のクサリ場などスリル満点の沢上りを満喫。

◆白谷沢から岩茸石、ゴンジリ峠へ

 前回歩いたときは気づかなかったが、岩茸石の大岩のピークには登れた。

 岩茸石は「滝の平尾根」への分岐点、大岩の後ろに回るとさわらびの湯へ続く「滝の平尾根」への道が

続いていた。

 前回歩いたときはゴンジリ峠から岩茸石に下り、殆ど歩くことが出来ない木製丸太階段だったことを思い出したが、上りも全く同じ。俯角20度の急斜面を標高差178m/歩行距離625m、山と高原地図でのコースタイム25分に対して33分と32%増し。ここで脚・ふくらはぎ・膝はガクガク、脚力の衰えを痛感。

 大勢の登山客が休憩しているゴンジリ峠でしばし休憩し、棒ノ嶺に向かう。

◆<棒ノ嶺山頂>

 広い山頂で、北面は180度のパノラマで奥武蔵・外秩父の山並みの絶景が広がる。

 到着が丁度昼食時で、上りでの疲労もあり日頃と違い大木の木陰のベンチに座り20分程の食事休憩。

 さぁ~て、どちらに下山するか? 奥茶屋方面への道は急斜面だがこれまで上りと下りで2度あるいたことがあり、上日向からのバスの時間は調べてないが、”最悪でも奥茶屋から川井駅まで渓流沿いの県道を90分歩けばいいや”と方針決定。

◆<棒の嶺から奥茶屋へ>

 小さい祠があり勾配が緩やかになる沢沿いまで俯角30度の急斜面、標高差382m/歩行距離1,255m、

こちらは歩く人が全くいなく、鳥の鳴き声も無い杉檜の人工樹林帯の中を、ガクガクの膝に少しでも負担をかけないように、他人に気遣いすることもなくユックリユックリの独り歩き。

 沢沿いのみちになると、沢の渓流と渓流の水を流し入れているワサビの棚田、せまい山道を下った。

 棒ノ嶺から奥茶屋まで、山と高原地図でのコースタイム50分に対し111分と倍以上に遅い。さもありなんと納得。

◆<奥茶屋から川井駅へ>

 奥茶屋から大丹波川渓谷沿いの県道202号線、道路に沿って眼下に流れる渓谷、キャンプ場、ヤマメやマスの釣り場、そして点在する山里の集落を眺めながら、東京でも奥多摩にはこんな自然があるのだなぁ~と再認識。

  バス終点がある清東橋、上日向でバス時間をみると日曜ということもあり次のバスは2時間半後、予想どおりに淡い期待は諦めて歩いた。

 道は平場となりコースタイムより若干早いスピードで歩くことが出来、電車到着1分前に川井駅に着いた。